郷土芸能

 「大船渡中学校と言えば郷土芸能」と言われるほど、本校と郷土芸能は深い関係にあります。
 昭和60年、学校と家庭と地域が「共に理解し合えるもの」、「共に創るもの」、「共に感動を味わえるもの」として、郷土芸能を文化祭に取り入れました。それから35年。今も本校の文化祭の中心的存在は郷土芸能発表です。文化祭約1か月前から、平日は毎晩、学校の体育館や多目的ホール、美術室、中庭等を使って、4地区の保存会の指導者の方々がたくさんいらっしゃって、夜8時頃まで練習をします。そして、文化祭当日は4つの郷土芸能とも大人顔負けの見事な演舞を披露します。
 平成23年3月の東日本大震災津波で衣装や道具をほとんど流失してしまった保存会も多くありますが、地区民の努力や結束力、そして県内外の多くの皆様のご支援により、途切れることなく活動することができています。同年8月に開催された第11回全国中学校総合文化祭岩手大会では本校生徒による「笹崎鹿踊り」が演舞され、翌年2月に岩手県教育委員会が発刊した「いわての復興教育プログラム」の表紙写真に採用されました。
 また、令和2年度は新型コロナウイルス感染症のため、文化祭の開催が危ぶまれましたが、約一か月間の夜の練習では検温・消毒・換気等の対策を行うのはもちろん、練習を中庭で行うなど創意工夫して練習を行いました。例年一日開催だった文化祭ですが、観客入れ替えや換気の時間確保のため二日開催に計画を変更し、一日目郷土芸能(体育館)、二日目合唱コンクール等(リアスホール)としました。幸い、当日まで感染者は出ず、文化祭を無事に行うことができました。4つの郷土芸能も演舞され、36年間も続く本校文化祭での郷土芸能発表を今年も継続することができました。会場からは大きな拍手がおくられました。
 本校の郷土芸能は、他に誇れる「特色ある教育活動」となっています。
 下の写真は令和元年度大船渡中学校文化祭(2019.10.27)より

笹崎鹿踊り

赤澤鎧剣舞

平七福神

地ノ森権現舞
 下の写真は「郷土芸能・PTA合唱20周年記念誌」(2005.11発刊)より
赤澤鎧剣舞 地ノ森権現舞
平七福神 笹崎鹿踊り

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