4年ぶりに制限のない学習発表会を開催しました。会場には、子どもたちの家族、地域の方々、そして来賓の皆様が参観に来てくださいました。どの学年でも、子どもたち一人ひとりの活躍の場があり、ここ数年のコロナ禍を力強く乗り越え、「心を一つに」という子どもたちの思いが伝わってくる学習発表会となりました。
■全校合唱「世界がひとつになるまで 」
昨年度は、事前に撮影していた全校合唱の映像を会場のスクリーンに映しました。今年度は、子どもたちは全員マスクを着用せず、会場で皆さんの前で合唱を披露しました。やはり、実際に目で見て、耳で聴く方が良いということを実感したことと思います。
■2年 劇「寿限無」
親が生まれてきたわが子に名前をつけるときは、本当に悩み考えます。長い間の願いが叶い、くまさん一家にとても元気な男の子が生まれました。その男の子の名前に関わる楽しいお話です。
いつも元気な2年生にぴったりのテンポのよい劇です。長生きするようにと願いを込めた名前は、お馴染みの「じゅげむ じゅげむ 五こうのすりきれ …」。2年生の子どもたちは長い名前を覚え、爽やかに発表してくれました。
■5年 劇「まぬけ村物語」
気の良い村人たちが、仲良く幸せに暮らす村での出来事です。ある日お殿様から、戦のために頭の良い、体の丈夫な村人を集めろとのお達しが出されます。困った村人たちは、庄屋を中心に奇抜な作戦でこの窮地を切り抜けます。「立札に水をやる?」「茶の実?茶飲み?」「魔法の箱?」「息子からの悲しい手紙?」・・・村人たちのまぬけ大作戦は次から次と続きます。
個性豊かな5年生。それぞれの役になりきって、奇想天外な物語を見事に完成させました。
■ 3・4年 音楽 ~虹のち晴れ~
合唱 「にじ」「怪獣のバラード」
11月9日(木)開催の大船渡市小中学校音楽発表会に出演する3・4年生は、『虹のち晴れ』をメインテーマに合唱「にじ」「怪獣のバラード」を発表しました。合唱の合間には、歌詞を手話で表現しながらの歌、鍵盤ハーモニカや木琴などを使っての合奏、ヒット曲のダンスパフォーマンスなど、グループごとの発表も織り交ぜられました。
元気いっぱいの表現と、落ち着いた雰囲気の表現で観ている人たちの気持ちをぐっと惹き付けた発表でした。これからさらに練習を重ねて、音楽発表会を迎えます。一層楽しみになりました。
■ 1年 劇「かさじぞう」
1年生にとっては初めての学習発表会でした。
皆さんご存知の「かさじぞう」。お正月に食べるお餅を買うために、笠を作って売ることにしますが、笠はひとつも売れません。帰り道、じいさまは、売れ残った笠をおじぞうさまにかぶせてあげます。
会場の後ろまで声が届くように、大きな声で発表を頑張った1年生。可愛らしい1年生が懸命に発表する姿に、会場から大きな拍手が送られました。それにしても役者さんぞろいですねえ。感心しました。
■ 6年 創作劇「つながり」
最高学年として、すっかりたくましくなった6年生。
6年生の子どもたちは、2011年(平成23年)4月から2012年(平成24年)3月の間に誕生した子どもたちです。東日本大震災からの復興の中で育ち、小学校では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた学校生活を送っています。
その子どもたちが、コロナ禍にも負けずに「盛町七夕まつり」を開催しようとする青年商工会を題材とする創作劇に挑戦しました。総合的な学習の時間に学んだことをもとに台本を考え、道具を自分たちで作成し、登場人物になりきっての発表でした。「盛町とのつながり」「人と人とのつながり」「命のつながり」など、様々なことを深く考えさせられた、創立150周年に相応しく素晴らしい発表でした。