晴天の秋空のもと学習発表会を開催しました。
児童会学習発表会スローガン『~全員が主役~106人の思いを伝えよう』の文字通り,全校児童106人がひとつになって,思いが伝わってくる学習発表会となりました。
1年生にとっては初めての学習発表会でした。あおむし,かぶとむし,ばった,こおろぎ,てんとうむし,その可愛らしい姿を見るだけでもう十分という気持ちになります。
草原や森で暮らす虫たちには,青虫は海に行くこと,カブトムシは誰にも負けない立派なカブトムシになることなど,それぞれに夢がありました。やがて出会った虫たちは,お互いに「できるよ!」と励まし合い,ずっと友だちと約束するのでした。
■ 2年 劇「トトロの森の“ことばあそびバトル”」
2年生の劇『トトロの森の“ことばあそびバトル”』でした。いつも元気な2年生,この劇でもそのエネルギーを発揮しての発表です。
司会者が登場して“ことばあそびバトル”の決勝戦が始まります。戦うのは,うさぎチーム,たぬきチーム,きつねチームです。第1ラウンドは,チームの名前を使った言葉集め,第2ラウンドはしりとり,第3ラウンドは悪口歌,第4ラウンドは早口言葉,そして最後の第5ラウンドは「しりとり歌」で戦いました。その結果は・・・後のお知らせが楽しみです。
■ 3・4年 合唱「小さな勇気」 合奏「勇気100%」
11月10日(木)開催の大船渡市小中学校音楽発表会に出演する3・4年生は,合唱『小さな勇気』と合奏『勇気100%』を発表しました。合唱『小さな勇気』の歌詞には,「分けあい つなぎあい 感じて動く」といった高尚な言葉が並びます。そんな子どもたちになってほしいという願いがこもった曲なのだと思います。
合奏『勇気100%』は,ボディパーカッションバージョンです。これは難しいです。その難しさゆえに,グループのリズムや音が揃うと最高にかっこいい演奏になります。日々上達しているのがわかります。音楽発表会が楽しみです。
■ 5年 発表「さくらりスマイルプロジェクト ~防災について考えてみよう~」
5年生の発表は,“総合的な学習の時間”の授業で学んだことを自分たちでまとめ発表しました。まさにこれこそ『ザ・学習発表会』と言ってもよい発表です。
始めに,これまで実際に大船渡市で起きた災害を例に挙げながら,自然災害の仕組みについて説明しました。その中で,身近な人の経験談も語ってくれました。次に,大船渡市のハザードマップを活用して,盛町の危険個所や避難所を調べたこと,そして,防災のために家庭で準備する物や,災害時に役立つ知恵や便利グッズの紹介などを,グループごとに発表しました。子どもたち一人ひとりが長い説明を暗記していることに驚きました。
最後は,合唱『いのちの歌』でエンディングです。東日本大震災のときのことを思い浮かべました。
■ 6年 構成劇「夏服の少女たち」
最高学年として,成長の階段を一歩一歩上っている6年生。現代社会の世界的問題にも触れながら,構成劇『夏服の少女たち』を発表しました。
昭和20年8月6日,学徒動員で建物の取り壊し作業にあたっていて,被爆死した13歳の少女たち(広島県立第一高等女学校)の実話が基となっています。6年生の子どもたちは,自分たちとほぼ同じ年齢のこの少年少女の青春をどのように受け止めたでしょうか。
小学校生活最後の学習発表会。6年生一人ひとりの個性が輝いた発表でした。
係の仕事もしっかりやり遂げてくれた6年生でした。ありがとう。